行政書士
鴨志田 勉
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TOPPACSALONPACSALON過去のPACSALON1997.8.6


過去のPACSALON



Prologue

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□1998年から、僕は、PACSALONなる怪しいSalonを企画して、ワイン、チーズ、時には中華などをかこみながら、時流に流されないディスカッションを楽しむ場を設けてきました。

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□ここに、その懐かしいデータを公開します。


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□PACとは、Be Positive ! Active ! & Creative ! の、頭文字をあらわします。




過去のPACSALON

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□例えば、今までに盛り上がったSALONは、以下のようなものです。


1999.8.6.
<メールにて>

■自動車関連税のグリーン化について■

 「運輸省は8月末に予定されている来年度の税制改正要望にグリーン化を盛り込むそうです。
 国税の自動車重量税と地方税の自動車税を対象に、燃費基準のいい車は減税、悪い車は増税しようというわけです。これで、消費者の需要を喚起して、新車(環境にやさしい)が売れる→経済の活性化、さらに、CO2も減り一石二鳥のいいことばかりというわけです。
 これと、似た動きとして(こちらの方が先ですが・・・)東京都の自動車税のグリーン化があります。これは2001年度からハイブリッドなど環境にやさしい車は50%の減税、逆に10年以上経過した古い車は一律10%の増税をするというものです。
 国は燃費、都は環境負荷(排ガス)と注目するポイントこそずれていますが、結局、言いたいことは同じような気がします。「新車を買え!」と・・・。」

 「まあ、そう簡単に一石二鳥とはいかないと思うけど、国や都の政策としては、必要だと思うよ。問題は、その内容や基準をどこに設定するかということだよね。」

 「多少ですが、環境問題についてそれなりの勉強をしてきた私ですが、この方法にあまり納得がいきません。たしかに、重要な一歩ではあるのですが、単純に燃費、環境負荷というその車の持つポテンシャルだけで決めてしまっていいのだろうか?という疑問が湧くのです。
 月に一度しか乗らない古い車(必ずしも悪いとは言えませんが・・・)と、毎日乗る環境にやさしい車をくらべたら、多分、環境負荷の総量ということでは同じだと思うんですよね。
 わかりにくいかもしれないので、数字を使うと、

【古い車】リッター8キロ×月1日(40キロ走ったとする)=5リットルのガソリン使用
【新しい車】リッター20キロ×月3日(1日40キロ走ったとする)=6リットルのガソリン使用

 言いたいことが、伝わるでしょうか?上記の条件だったら、結局、新車の方が、環境に負荷を与えていることになりますよね。排ガスにしても同じことだと思うんです。
 結局、使用頻度の問題じゃないか?そんなことに、最近やっと気付いたんです、私は(環境問題を表からしか見てなかったので・・・)。環境にやさしいからみんなで乗ろう!といった結果、車が今の10倍に増えたら意味がないんです。」

 「言いたいことはわかるけど、【古い車】と【新しい車】を比べるよりも、<1>従来仕様の【新しい車】と<2>環境にやさしい【新しい車】を比較した方が、有益なんじゃないかな。
 僕は、メーカーやユーザーの意識の変化が大事だと思うんだよ。
 国や都が政策を発表することによって、ユーザーの多くは、<2>を選択していくことになる。そして、<2>を選択したユーザーは、意識の面でも、<1>ユーザーよりも真剣に環境をのことを考えるようになる(たとえば、空ぶかしを控えるとかね)。そして、そういうユーザーのニーズにこたえるべく、メーカーもより環境のことを考えるようになる。
 こういう意識の変化は、机上で計算できないほどの効果を、長い目で見れば、生むんじゃないかな。」

 「運輸省・東京都が、環境にやさしい車の税率を下げる気持ちはよーくわかります。
 でも、今ある名車の税金をあげるのは、どーかと思います。」

 「あなたも僕も、車好きだからね。気持ちはよーくわかるよ。
 でも、名車と人との関係は、昔の時代に戻りつつあるのかもね。だれもが、そこそこお金を出せば買える、そんな時代は終わりつつあるといえるんじゃないかな。本当に名車を愛し、時間にもお金にも余裕のある人だけが乗ることを許されるのではないかしら。」

 「ちょっと視点を変えるとリサイクルの問題も出てきます。もし、今ある日本の車がすべて環境にやさしい新車になったら、古い車はどうなるのでしょうか?
 税制がある以上、中古としても売れない。そうなると、廃棄しかありません。車のリサイクルは進んでいますが、それでも75%です。とてつもないゴミが出るんですよね。大量生産・大量消費・大量廃棄という古い時代への逆行のような気も・・・。
 何らかの、アクションを起こさなければいけない昨今、いったい、何をすればいいのか?各省庁・自治体にも真剣に考えてもらいたいものです。もちろん、私達も・・・。」

 「視点としては、大変だよね。まあ、税制が変わってすぐに、古い車を捨てて、新しい車にユーザーが乗りかえるとは思えないけど。
 リサイクルの観点から考えれば、環境にもやさしくて、いい車を、長ーく乗りたいよね。日本のメーカーも、長期戦略を立てて、トヨタ2000とか、ホンダ2000のような車を作ってほしいと思うよ。ちょこちょこモデルチェンジしないでね。」





Epilogue

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□どうです?興味もってもらえました?感じたら、すぐアクションを起こしましょう!!!
とりあえず、以下のようなことがありましたら、メールを送ってみてください。





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